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こころのマネジメント―ひとりのメールが職場を変える

田坂 広志
こころのマネジメント―ひとりのメールが職場を変える
定価: ¥ 1,575
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こころのマネジメント―ひとりのメールが職場を変える

田坂さんの思いに触れることができました。
 「ウィークリー・メッセージ」を取り入れたことによって、職場に次のようなことが起きたそうです。
 「仲間を理解する新しいスタイルが生まれる」
 「個性のしなやかな格闘が生じる」
 「知識の学びあいが生じる」
 「知恵がひそやかに伝わる」
 「書くことによるこころの成長が生じる」
 「こころの生態系を見つめることができる」
 大切なことは、これらを意図して始めたことではない、というところです。
 「同じ職場に集まった仲間のことを、もうすこしだけ深く知りたい」という姿勢で始めた、結果として得られてきたことです。

 そして、既に過去のレビューでも取り上げられていますが、ウィークリー・メッセージについて語るという方法をとりながら、実は、マネジャーの「こころの姿勢」について語っているようです。
 メンバーの心に耳を傾け、何かを学ぼうとする謙虚さをもちながら、メンバーの「こころの生態系」の成長を支援するというマネジャー役割が求められているということです。
 自分の職場での心のあり方を振り返ることができます。


氏のこころが一番分かるかも
戦略論の専門家。
私の尊敬する著者の一人です。
多くの戦略論の著書に触れてきました。
どの書も突き詰めた理論の中に「暖かさ」を感じていました。
こころのマネジメントとは、「職場のメンバーの職業人としての成長と、人間としての成長を支持することだ」
と定義しています。
週に一度、同じ職場の仲間とメーリングリストでエッセイを交換しあうことで「こころ」を理解しあう事が可能になる。
ウイークリーメッセージを名づけられたこのメーリングリストは月曜日の朝、職場の数十人のメンバーから届いているそうです。
これならすぐに自分の会社でも出来そうですね。
ただし、三つのルールを守る必要がありますけどね。
第一はプライベートな事でも自由に書いてよい。
第二は他のメンバーに対する誹謗、中傷、冷笑はしない。
第三は交換したメッセージを決して職場以外のメンバーに伝えない。
すぐにでもはじめてみたいですね。

題名は誤解与えそう
著者はマネジメントを「管理」という意味では使っていないのだけれど、一般にはそう誤解されそうな感じがする。
内容は、ウィークリーメッセージについての説明、その意味と効用について書かれている。が、それだけでは終わらず、大事なのは後半。仕事、人生に対する哲学が展開されていき、マネジャーの心髄を静かに語る。このあたりは正に田坂節という感じ。読み終わってみると、ウィークリーメッセージという「手法」が主題ではなかったことに気づく。私の組織には、私なりのウィークリーメッセージ・・・心の交流と成長の「場」があるだろうか、と自分に問い掛ける。
仕事に、人間関係に、何か熱いものを求める人は、読んでみてはいかが?

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