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MBA講義生中継人材マネジメント戦略

村中 靖
MBA講義生中継人材マネジメント戦略
定価: ¥ 1,680
販売価格: ¥ 1,680
MBA講義生中継人材マネジメント戦略

現時点でのベストのMBAシリーズである
MBAシリーズは数多く出版されている。しかし、その多くが共著であり、整合性が取れていないものが多い。しかもレベル感/バランスが悪い。物によっては、全体の整合性が悪いだけでなく、それ以前に、個々の記述/著者のレベルが低い。少々前にMBAの先駆けとして出版されたものやブームに乗って出版されたものなどは実際売れてはいるようだが、中身をみるとかなりひどい。実践的でないものをとうとうと述べたり、単なる用語の紹介にとどまっていたり、出典にあたっていないのがバレバレだったり、である。
ところが、本シリーズはアカウンティング(田中氏+1名)を除いて単独の著者が執筆しているようであり、そのため、議論が極めてわかりやすく、かつ、全体としてまとまった内容になっている。また、実務の最先端の議論までカバーしており、まさにMBAの使命に忠実である。
もちろん、分量的な制約もありつっこみが甘いところもある。しかし、他のシリーズとの比較で見ると圧倒的に良い内容であることは間違いない。
ところで、本シリーズは他のシリーズと比較して本の見かけがいまいちである(ワースト??)。これは著者というより出版社の問題だろうが。しかし、中身は間違いなくNO1である。

とてもわかりやすい本
人材マネジメントという分野は、どうも経験値がものを言う分野のようである。若干誇張ではあるが、余り優秀ではない、経験値の高い人材が、経験値の低い優秀な若手に勝てる分野といわれる。その原因を考えると、この分野において、体系的、あるいは、理論的・論理的な説明がなされてこなかった(あるいは、ほとんど無い)という点に行き着くようだ。きちんとした説明があれば、優秀な人であれば、すぐにマスターできる分野のはずであろう。
本書は、その優秀な人であれば、「なんだ、人材マネジメントってこういうことだったのか」、と理解できる記述になっている。
先のレビューを書いた方も「体系的」という面を強調されていますが。そういう趣旨ではないか。
ところで、MBA関係の人材マネジメント本はいろいろあるが、体系的、かつ、実践的な本はほとんど無い。どうも用語集でおわっているMBA本が多い。同時に、海外の受け売り的な内容が多い。この点、本書は欧米の動向だけでなく、日本の特殊性にも配慮した内容になっている。
なお、短期インセンティブのあたりで、登場人物にチャングムとかクミョンが出てきたのは笑えた。著者はきっと「チャングムの誓い」が好きなだろう。

人材マネジメント領域を体系的にまとめた良書
ファイナンスやアカウンティング等と異なり、人材マネジメントの領域では、これまで和洋問わず、体系的に相互の関連性をまとめた本は見当たらなかったが、本書はそこを分かりやすくまとめている。内容としても気軽に読めるため、専門家以外であっても読みやすい。

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